8月4日 クラッチメンテナンス

NC700のクラッチが重く、指が炎症を起こしてしまうレベルになってしまいました。

指は外科に行くとして、クラッチを軽くする必要があります。

 

ググって見たところ、クラッチワイヤーに適切なグリスは粘度が高いものを、インジェクターをつかって無理やり入れることが通常らしいのですが、インジェクターが気軽に手に入りません。

なので、いろいろ試行してみました。

 

クラッチはマイナスドライバと10mmのナットではずすことができます。

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他の車種だとスプリングが入っていたりするのもありますが、NC700はコストを抑えた原始的なバイクなので、複雑なものはありません。

 

まずは、単純に穴にグリスを吹き付けました。

しかしこれは失敗。

インジェクターがないと、入り口付近から入ってくれません。

粘度が高いので、下に流れることもなくとどまってしまいますので、まったく効果がありませんでした。

ちなみに使用したのはグリースメイトの高価版(1000円くらい)です。

 

続いてエンジンオイルをビニールに入れて、穴から流し込む作戦。

穴を開けて流し込みますが、これも簡単に入ってくれません。

なので、ビニール袋を圧迫して入れてみましたが、破けてダバーしてしまいました。

結果は下記のとおり。

足元にオイルが散らばったので、砂を撒いておきました。

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ただ、いくばくかのオイルは注入できたようで、作業後は劇的にクラッチが軽くなりました。

感覚的に2分の1くらいの力でクラッチが切れるので、指を負傷ていても問題なく運転できそうです。

もっと早くやっておけばよかった・・・。

 

<後日>

ワイヤーの終点部がオイルまみれになっていました。

最後にビニール袋を圧迫して注入したことで、最後までオイルが通っていたようです。

汚れも吐き出されているので、結果としては良好です。

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クラッチが軽くなったのですが、逆に戻すときに指に負担がかかるようになりました。

クラッチが重かったときは、戻すときにも負荷がかかっていたので戻しは楽だったのですが、今度は逆です。

試走しましたが、やはり指の負荷が相当へりました。

痛めた指でも付加をかけずにクラッチが切れました。

外科は明日行ってきます。