11月下旬から白菜の収穫

2週間前から白菜の収穫が始まっています。

白菜は序盤だけ手を加えましたが、その後は完全に放置。

ただ、場所により収穫に大きな差がでましたので、備忘用に記録します。

 

<種植え>

8月19日にポット植えで10個くらい植えつけました。

石灰による中和は行わず、前作で枝豆、およびオクラを育てていた場所です。

9月16日に様子を見たところ、なぜかバーミキュライトを使用して育苗した苗は全て枯れており、普通の土で育てたほうがキチンと育つ結果となりました。

水分の保水力が違うのかもしれません。

また、9月16日に枝豆を全て撤収した後に、直播で種を植えました。

結果として、白菜の植え付けは3パターンになりました。

①前作でオクラ→白菜ポット植えのケース

②前作で枝豆→白菜ポット植えのケース

③前作で枝豆→白菜直播のケース

 

<管理>

雨が降らなかった週末には、水を与えていました。

それ以外では、間引きの際に化成肥料を追肥しました。

すべてマルチングしているため、雑草抜きはしていません。

また、夏に猛威を振るっていたカメムシがあまり見かけなくなりまして、害虫対策もとくに行わず、無農薬で放置していました。

 

<収穫>

11月17日に、②の一部を収穫しました。

8月19日にポット植えをしたものですので、約3ヶ月での収穫となります。

虫食いもなく、形の良い球になっておりましたので、このままスーパーで販売できる商品でした。

11月25日にも同様に②を収穫しましたが、これも結球して形の良い白菜に仕上がっています。

12月1日に③のケースを収穫しました。

9月16日に直播したものですので、約75日での収穫となりましたが、玉は小さいものの形は良かったです。

現時点で収穫がおそらく困難と思われるのは、①のケース。

全て結球しておらず、育成不良となっています。

 

12月22日に全ての収穫を完了しました。

外側を剥いて内側だけを収穫したつもりですが、8玉ほど収穫して45リットルの袋がいっぱいになりました。

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結果としては下記のとおり。

①前作でオクラ→白菜ポット植えのケース

→すべて廃棄。結球せず。

 

②前作で枝豆→白菜ポット植えのケース

③前作で枝豆→白菜直播のケース

→半分が売り物レベル、半分が結球にはいたらず。

 原因は株間が狭かったことと、間引きが不足して1箇所に複数株が同居していたためでした。

 

<総括>

8月中旬にポットで育苗したケースが、もっとも形がよいものとなりました。

前作が枝豆の場所だったので、窒素分が非常に多く土中に存在していたことも非常に大きな要因だったと考えられます。

同じ時期にうえても、前作がオクラの場所は結球してませんので。

今回の肥料は、原肥、追肥とも化成で8-8-8でしたが、葉物の場合は窒素分を多く原肥として撒いたほうが良いということでしょう。

また、今年は12月でも最低気温が10度以上と暖かい日が続いておりますので、幸いにも9月に直播した白菜も順調に育成しています。

しかし、平年であればここまで育たなかったと思われますので、やはり8月中にポットなどで準備をしておくことが必要と感じました。

白菜は根が広範囲に広がりますので、ポットで育成するのは2~3週間が限界で、それ以降は畑に移植しないと大きくならいと推察されます。

 

 <害虫>

12月22日に収穫した際、外の葉をむしると中に芋虫系の害虫が潜んでいました。

外側の葉を食い破り、中に進入しているようです。

虫も寒いので中に入りたがるのでしょう。

無農薬でも育成はできましたが、綺麗に育てるにはやはり薬剤散布が必要と感じました。